Urban Pitch, Patricia Sanchez
アディダスのSEAMSファッションショーでは、4人の著名デザイナーが考案した2019年のMLSユニフォームを新たに再構想し、サッカージャージのフォームと機能において大胆なアイディアを披露した。
ファッションとサッカーの世界はしばしば巧妙かつエキサイティングな形で出会うことがある。 サッカー選手はフィールドの中だけでなく外でもスタイリッシュで機能的な服を好み、その代わりにファッションの世界ではサッカー選手の独特なスタイルにインスピレーションを受けることも多い。 そのクラブを定義するような、ハイエンドファッションとジャージの興味深いコンビネーションを見ることはほとんどないが、そもそもファッションの世界とサッカーのライフスタイルが型にはまること自体めったにないのだ。
先週の木曜日の夜、MLSユニフォームをデザインし、またMLSとアディダスが主催する2019年のユニフォーム発表を祝うこのSEAMSのために再度構想を練り直しされたデザイナーたちの作品を観ようと、ファッション・サッカー両方のファンが集まった。
デザイナーは、MLSのユニフォームを使ってファッションアイコン、メディア著名人、LAの地元のアイコン、そしてもちろんサッカー界のスターなど多様なゲストのために新境地ともいえるアウトフィットを制作。
「このコラボレーションは必然」と、LAFCの熱狂的ファンであり最近クラブのためのコミュニティアンセムとミュージックビデオを発表したラッパー、Stixは話す。
「このクールさはMLSに必要。こういった最高のコラボレーションを続けている限り、彼らの人気は世界に広がり続けるだろう。 文化が交わるときは決まって良いことが起きる、そしてそれが起きるということは最高にカッコいいことなんだ。
まさに革新的でクリエイティブ、ファッションが好きなら今夜見たことも絶対気に入ったはず。」
DJのNoodlesとOdalysのおかげでショーが始まる前、最中そして終わった後まで会場は盛り上がりを見せ、ランウェイの上では世界的に有名なモデルたちがMLS全チームを代表して堂々と歩いた。
イベントでは、MLSのユニフォームや他のサッカーアパレル/用品をハイエンドのスタイルに仕上げたサラ・グーレイ、ピエール・デイヴィス、アンドリュー・アンドレード、そしてコーリー・T・ストークスのデザインが展示された。
キャプテンマークのついたLAFCのジャージとコートのマッシュアップでランウェイデビューを果たしたMFのリー・グエンの姿を見て、LAFCのファンは大いに盛り上がった。
彼にとって初めてのランウェイだったが、グエンは緊張感をうまくモノにしてフィールド上の彼と同じように立派にやり切った。
とても威圧感があって最初は少し緊張しましたが、もう一度やりたいくらい最高な15秒でした」とグエンは話す。
「アディダスの舞台に立ち、そしてこのジャージの発売を祝うことができたことを嬉しく思います。会場にいた友人に会えたことも嬉しかったです。これからもサッカーにこだわり続けますが、こういったテイストの服も最高にカッコいい。またやりたいか? もちろんです。」
会場にいた彼らの友人の中には、チームメイトのマーク・アンソニー・ケイやアダマ・ディオマンデ、そしてLAギャラクシー所属でグエンのフィールドライバルであるエフライン・アルバレスなどが見られた。
その夜のグエンのルックスは間違いなく誰よりも落ち着いていたが、彼も他のサッカーファンもいつもと異なる場所での見慣れた光景を楽しんでいた。
「ジャージでここまでクリエイティブでユニークになれるなんて夢にも思っていませんでした。今日ここに来てデザイナーの方たちがそれを実際にやってのける瞬間を見て感動しました。」とグエンは驚きを見せた。
「こんなにも素晴らしいショーを開催してくれた彼らに拍手を送りたい。」
写真:パトリシア・サンチェス、オーウェン・コラス
サッカーとストリート文化のより多くの物語は、Urban Pitchで確認することができる。